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認知行動療法による専門カウンセリング

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    臨床心理士による認知行動療法専門のカウンセリングルームです。主に働く人へのメンタルヘルスに関する支援をご提供しております。うつ気分や不安が高い状態を生み出す問題を整理して解決への見通しをつけるとともに、お一人お一人に適したアプローチで、必要な支援を行います。ご予約等、詳細は公式サイトでご確認ください。

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  • E・V・ブリス&G・エドモンズ: アスペルガー症候群への解決志向アプローチ
    誠信書房
  • P.A.アルバート、A.C.トルートマン: はじめての応用行動分析
    二瓶社
  • Z.V.シーガル,J.M.G.ウィリアムス,J.D.ティーズデール: マインドフルネス認知療法
    北大路書房
  • デビッド・D・バーンズ: もういちど自分らしさに出会うための10日間
    星和書店
  • デビッド・D・バーンズ: いやな気分よさようなら
    星和書店
  • レイモンド・G・ミルテンバーガー: 行動変容法入門
    二瓶社
  • 杉山尚子、島宗理、佐藤方哉、リチャード・W・マロット、マリア・E・マロット: 行動分析学入門
    産業図書

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2014年6月28日 (土)

人は見たいものしか見ていない~考え方を変える考え方

サングラスをかけたら景色が暗く見えます。青い眼鏡をかけたら青く、赤い眼鏡をかけたら赤く見えると思います。色つきの眼鏡をかけることによって、光成分が選択的に目で受容されているわけです。あるいは、「逆さめがね」というものがありまして、レンズに細工が施してあり、かけると天地が逆に見える、という眼鏡ですね。最近はテレビやゲームでも「3D」が話題ですが、これも、3D用の映像に対して専用の眼鏡をかけます。このように、工夫された眼鏡をかけることによって、人間は様々な視覚体験をすることができます。

実は、これと同じようなことが、「考え(認知)」にも同じように起こります。人の認知は、いわば「心の眼鏡」によって大きく影響を受けるものです。「心の眼鏡」とは比ゆ的な言い方ですが、「それを通して物事をとらえる心の持ちよう」とでもいえばよいでしょうか。別の表現では「信念」という言い方もできるかもしれません。

とにかく、人にはそうした信念というか、「頑なな思い込み」が発達の結果として形成されており、それに基づいて、外界からの刺激を受け取り、その信念にのっとった思考、感情、そして行動を生じさせると考えられています。人の物事の感じ方、考え方が人それぞれなのは、その「心の眼鏡」が一人ひとり異なっているからですね。

認知行動療法では、心に悩みを持つ人は、自らを苦しめるような心の眼鏡をかけていると考えます。いうなれば、自分に対して否定的な信号のみが透過してくるような眼鏡をかけているということです。そうすると、客観的な刺激としては、肯定的な信号や中立的な信号も含まれているはずなのに、否定的な心の眼鏡によって、それらの信号がカットされてしまい、否定的な信号のみをとらえてしまうことになります。そうした眼鏡を通して得られた情報によって思考や感情が生じることになるので、必然的にそれらもネガティブなものになってしまい、行動も同様にネガティブなものにならざるを得ない、ということになります。ネガティブな行動は、自分のネガティブな思考・感情を確認することにつながるため、その認知と行動パターンがますます強められ、持続すると考えられます。

ということは、このネガティブな認知・行動パターンから脱するためには、その「心の眼鏡」を外すか、色を変えてみればよいということになります。しかし、「心の眼鏡」は意外と強力なものであり、3D眼鏡のようにすぐに掛けたり外したりできるものではないのが難しいところですね。

ただ、考え方として、いろいろな色のメガネを複数持っていて、自分の意志で自由にかけかえられるものだ、という気持ちを持つことは大切です。色々なパターンを試してみることが改善につながります。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月23日 (月)

ブッダの教えと認知行動療法

人の考えることが人である

人の全ては人の考えから来ている

人の考えで、人は世界を作り出しているのだ

とはゴータマ・ブッダ(お釈迦様)のお言葉だそうです。色々と含蓄のあるお言葉と思いますが、私は、「人の世の中への思い込みが自分の振る舞いを決める」と解釈しています。逆に言えば、考えへの囚われを無くすことができたら、人は苦しみから解放される、というのがお釈迦様の悟りの一つと考えています。

まさにこれは認知行動療法の目指すところでもあります。もっとも、認知行動療法では、「考えの再構成」という作業を行って、とらわれているのとは別の考え方ができるようにするのですが、考え方の視点を変えたり、多角的な見方をしたりと、結構、考えに「こだわる」必要があります。

一方、近年盛んになりつつある第三世代と呼ばれる新しい認知行動療法では、考えに「こだわらず」、むしろ考え(思い込み)という現象にとらわれず、それから距離をとる、という方法によって、今の考え(思い込み)を受け入れようとしていきます。森田療法という治療法では「あるがままに」と表現されていますが、「そのままを受け入れていく」というスタンスです。

第三世代の認知行動療法には東洋の禅や瞑想といった精神修養の方法を応用した「マインドフルネス」という概念が持ち込まれており、必然的に、仏教的な観念が治療にも応用されることになってきたのではと考えられます。

お釈迦様がインドで修行時代を過ごして悟りを開かれたのがおよそ2000年前として、今の我々が苦しみから解放される方法はすでに、その頃に成立していたとも言えるのですね。逆に言えば、人の苦悩は2000年間変わっていない、ということでしょうか。

我々の苦悩もいつか誰かが通った道なのかもしれません。その結末はわかりませんが、これからどう進むのかは、自分自身で選択することができる、という事実は肝に銘じておきたいものです。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月18日 (水)

あ、今日も忘れてた!

・・・ということはありませんか?私は「ときどき」あります。

「何かしないと・・・」「何かあったような・・・」とふと思い浮かぶと、突然、電撃のように思い出す、という感じです。ものすごく嫌な瞬間の一つです。

こうしたことって、大体が、あまり気が進まないことで、なんとなく先送りにしていた物事ですよね。私もどちらかというと先送り体質で、認知行動療法を学んでからはなるべく先送りにしないように工夫をしていたため、かなり改善されては来ていますが、それでも時々は、こうしたことがあります。

先送りにしていることがあると、それを思い出すたび、なにか言いようのない不安や心配、罪悪感、自己否定的な感じが生じてきて、ますますそれから遠ざかりたくなりますね。実はこれが「うつ」や「不安」をもたらす要因の一つです。

物事を遠ざける、つまりそれから逃げたり避けたりすることは、問題の先送りをして一時的な安心を得ているだけであって、何も問題は解決していない状態です。それどころか、問題は避ければ避けるほどに(心理的には)雪だるま式に大きく膨らんでいくものなので、初めは小さいことだったのが、なにか太刀打ちできないような巨大な問題に思われてきます。こうなりますと、問題に圧倒されてしまい、自分では解決不能なように思われて、悩みが深まっていってしまうことになります。

別の言い方をすれば、小さいうちに解決してしまえば綺麗さっぱり忘れることができる問題をわざわざ強敵に育てて、飼い続けている状態と言えるでしょうか。

これを私は「想像上の強敵」と呼んでいますが、悩みの背景には、もしかしたら想像上の強敵がいるのではないか、ということに目を向け、問題の大きさを正確に把握することが、問題解決につながります。

そのためには、お決まりですが、まずは問題を紙に書き出していくことです。そのうえで、問題の優先順位をつけたり、解決へ向かうための手順を考えてみたりしていくことが役に立ちます。

こうすることで具体的に何をすれば良いのかが整理され、問題を自らがコントロールすることができるようになり、不安が減少していきます。また、問題と積極的に向き合う姿勢を持つことになるので、それ相応のエネルギーが必要になりますが、先延ばし状態におけるエネルギーの浪費ではなく、解決に向かってエネルギーを使っていることになりますので、エネルギーが消費される一方で充実感や満足感、達成感という喜びのエネルギーがもたらされ、うつを追い払うことになります。

計画的に粛々と、自分に少しの負荷をかけることは、「うつ」を予防するだけでなく、「喜び」を創出し、労働への意欲を増すとともに生産性を上げていくことも可能にするかもしれませんね。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月17日 (火)

睡眠障害の種類を考える

繰り返し話題にしていますが、メンタルヘルスと睡眠はとても深い関係があります。心の病の主症状には常に睡眠障害がつきまといます。それは大人のうつでも子どもの問題でも同じです。ストレスを抱えた人がゲームやお酒などの依存的行動に耽溺して睡眠不足になる、というのも広義の睡眠障害と言っていいのではないでしょうか。

一般に睡眠障害(不眠症)と言っても、大きく3つに区別されます。

①入眠障害:布団に入ってからなかなか寝られない。

②中途覚醒:夜間、頻繁に目が覚める。

③早朝覚醒:起きる予定時間より早く目が覚めてしまう。

多くの方々は、①の入眠障害をいわゆる不眠症としてお考えの場合が多いと思います。実際、寝床に入っても寝付けない時の辛さは私自身も経験がありますので、実感できます。この辛さが長期にわたって続くのは苦痛以外の何者でもないですね。それに比べて、中途覚醒や早朝覚醒は比較的その苦痛度が弱まると思いますので(この両者も経験済み)、問題と認知されないことも多いのではないでしょうか。

①②③いずれの障害も、心身の過緊張によって説明が付きますので、いずれにしましても緊張の緩和のための行動上の処方を実施することで、改善が期待できます。特に、入眠障害は単に生活習慣を見直すだけで比較的容易に改善することも見込めますが、中途覚醒と早朝覚醒は心理的な苦悩(ストレス)と結びついた緊張状態との関係が深いため、心へのアプローチが必要になることが多いように思います。メンタルヘルスとの関連からは、中途覚醒と早朝覚醒の方が苦痛度は弱いものの、よりメンタル面における根深い問題をはらんでいるような印象です。

表立って不調が目立たなくとも、夜頻繁に目が覚めたり、早めに目が覚めることが多い方の場合、カウンセリングやストレス対処などの心のケアをすることで睡眠の質が上がり、メンタル不調の予防にもつながると考えています。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月16日 (月)

不登校問題にかかわって

前回のテーマに引き続きです。学校のカウンセラーをしていると、不登校の児童・生徒が学校でも学校外でも支援の機会に恵まれず、ご家族ともども困り果てている、というケースに多く出会います。保護者との接点を大事にして、ご家族全体を支援するというスタンスで対応することが多いのですが、やはり、不登校が続く子供にはいわゆる神経症レベルの問題が多く見られ、本人に対しての適切な支援がどうしても必要な場合が多くあります。子どもはしかし、学校カウンセラーに会うために登校することさえ拒否するので、必然的に学校外の資源をご紹介することも多いのですが、帯に短し襷に長しといいますか、ぴったりくる相談機関がなかなか見つからないという状況が多いです。

また、発達障害(いわゆる自閉症スペクトラムやADHD、学習障害など知的に問題がないケース)と診断は受けたものの、その後の対応について継続的に対応してもらえる機関も少なく、診断がついただけで問題はそのまま、というケースも少なくありません。

いずれも、本人が抱える問題が病気と個性の境界、といいますか、いわゆるグレーゾーンに位置するため、はっきりとした対応の方針が立てにくい、ということに起因しています。不登校にしても、軽度発達障害にしても、未だに「怠け」や「わがまま」という捉え方をされることもよく見うけられます。

そうした子どもたちは自分の個性や悩みをなかなか理解してもらえず、どんどん自信を失って、無力感を強め、やがて抑うつが活動性を奪っていきます。結果、不登校や引きこもりといった現象として現れることになります。

子供が学校に行かない、という現象には、そうしたグレーゾーンの問題を抱える子どもたちへの周囲からの(家族も含みます)適切なサポートが提供されない、ということ、そして概してそうした子どもたちは自ら助けを求めることがない、という「一人で抱え込みすぎ」という特徴を持っている、という背景が強く見られます。

子どもが「自分を助ける努力」をはじめ、そして周囲(主に家族)がそれをサポートをすることで、不登校の子どもは立ち直るきっかけをつかむことができます。カウンセラーの立場からは、子どもに対するかかわり、そして親の子どもに対するかかわり、この両輪でのアプローチが子ども問題の解決には不可欠で、それを可能にするために、外部資源として役割を担う必要性を強く感じています。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月15日 (日)

子どもも大変だ。「不登校」として現れるうつ

学校のカウンセリングではニーズに応じて仕事の内容が決まりますが、やはり不登校の問題が頻度としては多くなります。私がスクール・カウンセラーを始めて12年前になりますが、この12年でも学校を取り巻く状況は大きく変わり、児童・生徒の問題もより多様化してきたように思います。10年前には通用したようなことが今はもう通用しない、ということも多く、それに応じて対応の仕方も変えていかないといけないわけで、試行錯誤の日々です。

不登校も一口に不登校といっても様々なタイプがありますが、このところの不登校にはやはり発達面での問題や家庭環境との相互作用、そして、自分で自分にプレッシャーをかけすぎるような性格的特徴によって生じる息切れ症候群とでも言うべき、「うつ」が背景にあることがとても増えているように思います。子どものうつ病は前から指摘されていますが、症状としては、抑うつ的になるよりも、イライラしたり、怒りっぽくなったり、体の症状として現れるなど、わかりにくい症状が多いのですが、近年は、大人と同じように気分の落ち込みや罪悪感などによって人生に絶望するタイプのいわゆる「メランコリー型のうつ病」が子供にも蔓延しているような印象です。

昨日、何気なく見ていたテレビ放送でも子供のストレスについて取り上げられていましたが、最近の子供の多くには勉強やスポーツ、習い事、複雑化する人間関係など、やたらと「義務」を課せられているような気がします。その中で子どもは期待に応えることを義務と捉え、自尊心を高めていくことができるのでしょうけど、一方ではとても息苦しい生活をしていることになるのかもしれません。親の期待、義務感の中で、子どもの本来の「義務」である遊びが奪われてしまうと、当然、心は疲弊していきます。大人でも遊びがないと容易にうつになってしまいますが、子どもなら尚更です。

子どもに軽い抑うつが続くと、次のような経過をたどることが多いようです。ゲームなどへ逃避的行動の増加(やがて依存に至る危険)、昼夜逆転(不眠)、睡眠不足による寝坊、五月雨登校、完全不登校。そして、お決まりのように、「日内変動」が起こります。大体、朝は強度のうつ状態、昼を過ぎて、夕方になると元気になり、寝る前には「明日は行く!」と宣言します。しかし、朝は起きられず、同じことの繰り返しになります。こうした場合、本人は、「学校へ行きたい」という気持ちを持っているけど、朝になると動けない、という状態が条件付けられてしまいます。

こうした子どものうつとも思える不登校に出会うといつも思うのことは、まずは疲れた心を休ませるために、あえて学校を安心して休ませる環境を作れないものか、ということです。そして、好きなことに取り組む中で、徐々に自分の本来の力を取り戻してくプロセスを後押ししていくように、保護者も柔軟に対応し、学校も環境を調整していく、というように、あせらず長期的な展望で考えていくことです。

うつはそもそも頑張りすぎだから、「頑張れ」と励ましてはいけない、とよく言われます。しかしながら、子どもに対してはそれが考慮されることは少なく、頑張り過ぎで息切れしている子供に、親や学校が登校を促すことは「もっとがんばれ」と言っているのと同じことです。

実際、子どものうつは本当に「うつ病」として捉えられるものなのか、それともいわゆる「わがまま」と捉えられるものなのか、その一線を見極めるのは難しいものですし、うつが家庭内の環境によって二次的な問題をもたらすことも少なくなく、それがますます見立てを難しくしてしまうこともあります。

子どもが学校へ行かなくなったら、多角的な見方で状況を整理して、適切な働きかけを出来るだけ初期の段階で行うことで、早期の解決が見込めます。大人の場合も子供の場合も、「急がば回れ」の気持ちで、少し余裕を持って関わりたいものです。特に、子どもの重要な治療的資源としての親の存在の大きさを強調しておきたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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子どもの問題にも対応しています↑

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2014年6月14日 (土)

午睡(シエスタ)のすすめ

昼食後になると猛烈な眠気が・・・!

という方おられませんか?

かくいう私もそうなのですが・・・。

夜はしっかり寝ているし、特に生活のリズムの乱れもない、それでも昼過ぎになると眠気が来る・・・。

もしかして、不調のサイン?

いいえ、ご心配なく。むしろ、体の機能が正常な証拠です。

睡眠のリズムからは、昼過ぎになると眠気が強くなるというのは、ごく自然の現象です。同時に、昼食を食べることによって消化器系が刺激され、副交感神経系が優位になることによって眠気を誘います。

この時、コーヒーをがぶ飲みして凌ぐより、可能なら30分以内の短い昼寝を取ると、心と体のリフレッシュになり、仕事もはかどります。この程度の昼寝なら、夜の睡眠に影響することはありません。ただし、午後3時を過ぎてからの昼寝(夕寝?)は、夜の寝つきを悪くするので要注意です。

時間がとても取れないという方でも、少し目を閉じて5分程度安静にしているだけでも眠気が落ち着いてくることも。

体の自然なリズムに耳を傾けて、一日一日を乗り切りたいですね。

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津川秀夫先生研修会のお知らせ

来る6月21日(土)14時より、「ブリーフセラピーのものの見方~エリクソンから解決志向まで~」と題しまして、吉備国際大学の津川秀夫先生をお招きしての研修会を開催いたします。津川先生は日本ブリーフサイコセラピー学会の常任理事でもあり、エリクソニアン・アプローチをはじめとするブリーフセラピーの第一人者としてご高名です。

近著

 「認知行動療法とプリーフセラピーの接点」 津川秀夫・大野裕史 日本評論社 (アマゾンへ飛びます)

カウンセラーの方や、看護師、教員など人と接することの多い仕事をされている方には有益な研修となることと思います。一般の方でもご参加いただけますので、多数のご参加をお待ちしております。

日時:平成26年6月21日(土)14時~17時

場所:広島市安芸区民文化センター

参加費:2,000円(会員)、3,500円(一般)

お申し込み:こちらをご確認の上、お申し込みください。

主催:中・四国心理相談員会

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2014年6月10日 (火)

「良い眠り」してますか?

蒸し暑く、寝苦しい日が続くようになりました。今からこれだと夏本番が思いやられますね。梅雨は曇天が続き、天候の不順のせいか気分も曇りがち。気晴らしをしっかりして体調維持に努めたいですね。

不眠の解消について以前も書きましたが、筋弛緩法を実施するなどのリラクセーションが効果的なのは確かです。一方で、もっと基本的なことに気をつけるだけで、睡眠が充実したものになり、不眠の予防、解消に一役買うことも。

実に単純なことなのですが、

①寝る前のカフェインを控える、②寝る前に熱いお風呂に入ったり激しい運動をしない、③日頃から体を動かす、④眠くないのに寝床に入って時間を過ごしていないか、という4つのポイントをチェックしてみましょう。

要するに、寝る前に気持ちを高ぶらせるようなことはなるべく控えて、入眠のためにゆったりと落ち着いた時間を過ごす、ということですね。よく言われるのは、蛍光灯(最近はLEDでしょうか)の光を避けて、間接照明にする、穏やかな音楽を聴く、(気分を落ち着かせるために)カフェインが入らないハーブティーなどを飲む、といった方法です。ハーブティーはアロマによる効果も期待できます。

個人的な経験からもこれらはとても有効です。そして、なるべく身体を動かして適度に疲労しておく、ということですが、ただ、毎日運動するとなると大変ですので、サラリーマンの方々は通勤時間や階段上り下りなど、少しづつできることを工夫されるといいかもしれないですね。

最後に4つ目の眠くないのに寝床に入らない、というのはかなり重要です。寝床の中で携帯をいじったり、スマホをしたり、難しい本を読んだりすると、寝床が寝床でなくなってしまい、熟睡できなくなってしまいます。眠くなってから寝床に入って、寝床では寝るだけ、という習慣を作ると、逆に寝床に入ると自然に眠くなって速やかに眠ることができます。(御夫婦の時間は例外です。)

寝られる幸せをかみしめて、毎日の良い眠りを「楽しみごと」の一つにしましょう。

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2014年6月 4日 (水)

ワークライフ・バランス(仕事と家庭の両立)について

「職場の仕事、家庭ほどストレスにならず」

ウォールストリート・ジャーナルの日本版の記事に、このような興味深い研究が掲載されていました。これまでは職場の方が著しくストレスが大きいという理解に基づいて、家庭でのストレス解消を大事にしましょう、というのがメンタルヘルスの常識でしたが、それを覆す内容です。

詳細は原著を読まないとわかりませんが、経験上は「?」に思うところと、納得がいくところが半々くらいでしょうか。カウンセリングの際、「家にいるより仕事している方が楽」とか、仕事よりも家庭での夫婦関係とか子供の問題でストレスを抱えている相談が多いのも事実ですし。

どうやら、記事の内容からは、(ほかにも考慮すべき点は多いが、)仕事には「価値」があり、家庭ではそれが少ないことが影響している、ということのようです。確かに物事に「価値」とか「意味」を見出すことができれば、心の健康度はアップすると思われますし、実際、仕事優先で生活している人には仕事の方により大きい価値をおいている人が多いのも事実でしょう。

しかし、だからと言って、職場での持続的なストレス状況が不調をきたす一因となることも事実ですし、こうした情報でますます仕事にのめり込んでしまう人が増えたりしないかということも危惧します。

いくら仕事に価値を見出して家庭よりもストレスが少なく充実して仕事をしたとしても、そこからの逃げ場がなければ、なにかのきっかけでぽきりと心が折れてしまうことも。

実際のカウンセリングでは、仕事上の疲れで不調をきたしている人の多くは、家庭での生活にあまり充実感を見いだせていないことが実際、多いです。そうした場合、家庭でのストレスの減らし方、楽しみごとの見つけ方、家庭生活を充実させるために、という方向性でのかかわりが多くなり、それで成果も上がっています。

個人的な印象としては、多くの人が、仕事上のストレスを家庭にも持ち帰って、それをあまり適切でない方法で解消しているように思うことが多いです。仕事で疲れた心身状態で、家庭でのストレスにさらされると、結果的に累積されたストレスが大きくなってしまうのかもしれません。

結局、私見になりますが、臨床的には、仕事一辺倒の価値観や、仕事>家庭となっている価値観を見直して、仕事と家庭の両方に価値をおけるようにしていくことで、仕事の疲れを癒し、さらに生活全体を活性化できる、ということでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2014年6月 2日 (月)

人間関係を滑らかにするために

ストレスの原因として共通して大きいのが人間関係の悩みです。職場などでも、仕事に対して周りの人達からの支援があるかないかでは大きく仕事へのストレスの感じ方が変わります。これが、人間関係がストレスの修飾要因の一つとも言われる理由です。社会的支援が得られるかどうか、そして、誰か支えてくれる人がいる、あの人に相談したらなんとかなる、という社会的支援が得られることへの「期待」、がストレスを緩和することが知られていて、人間関係は悩みである一方、ストレスの緩衝要因でもあります。

これも職場内での環境改善のひとつとして、人と人の暖かなつながりが労働生産性を上げる、ということで、積極的に取り組まれていることの一つです。

職場に限らず、家庭内においても、学校などにおいても、およそ人間関係が成立する状況では、やはり支え合う、支え合える、という状態が全体のパフォーマンスを向上させるのでしょうね。サッカーのワールドカップももうすぐですが、チームプレイを必要とするスポーツについても同じことが言えそうです。

人を尊重して、いたわり、感謝する気持ち、ちょっとしたことでもお礼「ありがとう」を言う気持ち、そうしたことに少しだけ気を配るだけでも、人同士のつながりは強化されます。相手に対して嫌悪感や不快な気持ちを持っていたりしても、まずは自分からアクションを起こすことで、相手というよりは「自分自身が」変わることができます。

例えば、夫婦喧嘩の際に、明らかに相手が悪い、という状況でも、「許したい」気持ちが少しでもあれば、相手に対して何かプレゼントを送りましょう。その時に、言いたいことをメッセージカードなどで添付してもいいですね。頭であれこれ考え続けてもなかなか前には進めませんが、プレゼントを贈る、という「行動」によって先に許してしまうと、気持ちは後から付いてきます。

気持ちより、行動優先で生活するのも、不安やうつ、悩みから離れる良い方法です。

お読みいただきありがとうございました。

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2014年6月 1日 (日)

気分を晴らすコツ2

今日も晴天で、いい日曜になりそうですね。こんな日はぜひ(紫外線に気をつけつつ)お出かけをして気分を晴らしたいものです。

明るい光を浴びるとうつに有効というので、「高照度光療法」という治療もありますが、天気のいい日に出かける、というのもそうした点で意味があるかもしれません。

森林浴、緑と触れることにはストレスを減らす効果があるようです。森林セラピーといいますが、自然に触れて活動することには人間の「本能」という生命力に呼びかける力があるのかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございました。

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頭痛、腹痛、腰痛、ストレス性の「痛み」に対処するには

原因がわからない体の痛みにストレスが関与していることはよく知られています。首、肩のコリに始まり、緊張型頭痛、過敏性腸症候群、腰痛などもストレス症状一つとしても知られていますが、主に過度な緊張による血流の低下によって引き起こされると考えられています。こうした症状が持続しますと、「生活の質(QOL)」が著しく下がってしまい、生活自体が不安になって、ますます緊張が強まってしまうという悪循環が生じてしまいます。活動が抑えられてしまうと、そこで心のエネルギーが補給されなくなり、結果としてうつ状態に陥ってしまうことも。

「症状」そのものは前回も書きましたように、「心と体からのメッセージ」と考えますと、決して悪いものではないのですが、どうやら、そのメッセージの出方が、うつや不安症のように心に出る場合と、痛みなどの症状として体に現れる場合のように、人によって違いがあるようです。

身体症状を呈している方に抗うつ剤を処方した所、その症状が軽快した、ということを聞いたこともあります。昔はこうした身体症状としてあらわれるストレス症状は「仮面うつ病」と呼ばれたこともありました。

そうした、うつ病の一側面としての身体症状と、うつまで至ってはいないストレス性の身体症状では、その対処も少し区別して考える必要があるように思います。

心と体に現れる症状は体からのメッセージであると考えますと、それは心と体にどこかアンバランスなところがあるということを教えてくれているわけですし、もうひとつの側面としては、心と体を守る防御反応でもあるわけです。それを闇雲に何らかの処方で「ただ、症状のみをとる」ということだけを実施すると、再発したり、別の場所に症状が移行してしまう、ということも起こりえます。

身体症状の緩和のために、認知行動療法では主にリラクセーション技法を用いますが、「うつに伴う身体症状」の場合は、うつへの認知行動プログラムの一環として、「認知(思考)」の方も入念に考慮しながら、身体症状に対処するために戦略的にリラクセーションを学ぶ必要があります。

ストレス性の身体症状では、ストレス緩和のための対処方略(コーピング)として直接的にリラクセーションを実践しても良いでしょうけど、やはりその時々の状況や認知面なども考慮して、その中にリラクセーションを位置づけていく、という用い方の方が効果を上げています。

こうした症状(メッセージ)は、ある意味、これまでの人生における習慣の偏りを教えてくれているとも言えます。

いずれにしましても、症状のみに焦点を当てるのではなく、広く生活の状況を理解して、生活全体の質を上げる、という観点からのアプローチの方が、「急がば回れ」ではありませんが、結局、痛みには有効な対処になると考えています。

認知行動療法も第三世代、といわれる時代になっていますが、弊所では心身医学的な側面も重視して、全人的(ホリスティック)な認知行動療法をご提供すべく努めています。

今日も長文最後までお読みいただきありがとうございました。

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リラクセーション

  • リラクセーションに関する技術・技法を幅広く研究、実践しています。いわゆるマッサージ等ではなく、自分自身で日常的に行うことができるセルフケアのための方法です。筋弛緩法や自律訓練法、呼吸法、ボディワークなどを取り入れ、心と体の調和したマインドフルな生活を目指します。 緊張性の頭痛、肩や首のコリといった身体的な症状の緩和に効果的で、不眠や不安の緩和にも役立ちます。

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